我が家には結婚した時にお祝いで頂いた山田工業所の打出し中華鍋があります。料理のレパートリーが少ないせいでいまや炒飯専用のようになっていますが、大切に使い続けたい調理器具のひとつです。
中華鍋のお手入れ方法
鉄製の中華鍋やフライパンのお手入れは、テフロン加工のそれと比べると、相当面倒なイメージがありましたが、実際使い始めてみると想像していた程の手間ではありませんでした。
使い始めのお手入れ
まず、はじめに空焼きと呼ばれる作業で、製造過程で中華鍋に塗られたサビ止めを焼きます。その名の通り、全体が青灰色になるまで強火で中華鍋を焼きます。中華鍋のフチも忘れずに焼きます。
自然に冷ましたあと、一度食器用洗剤とスポンジで洗ってお湯ですすぎ、水気を飛ばしたあと、中華鍋を煙が出るまで十分に熱し、多めの油で野菜くずを炒めます。
最後に、野菜くずを捨て、たわしやささらを使ってお湯で洗い、水気を飛ばして完了です。
日々のお手入れ
なるべく中華鍋が熱いうちに、たわしやささらを使ってお湯で洗って水気を飛ばし、キッチンペーパーを使って、中華鍋の表(内側)に油を薄く塗ります。
食器用洗剤を使うとせっかく馴染んだ油が落ちてしまうそうですが、我が家の中華鍋の説明書には洗剤を使っても良いとの記載があったため、食器用洗剤を使って洗うこともあります。
ちなみに、本来はサビを防止するために、中華鍋の表(内側)と裏(外側)に油を塗った方が良いそうなのですが、中華鍋に触れるものすべてが油でギトギトになるのを避けるために、中華鍋の表(内側)だけ油を塗るようにしています。
中華鍋の保管場所
一番悩んだのが中華鍋の保管場所です。
候補として考えた保管方法と保管場所は、次の3通り。
- ガスレンジの正面の壁に吊るして保管
- ガスレンジ下の引き出しに立てて保管
- ガスレンジ下の引き出しに置いて保管
それぞれの保管場所について考察してみました。
ガスレンジの正面の壁に吊るして保管
お店でよく見かける収納方法で、ガスレンジの正面の壁に中華鍋を吊るして保管する方法です。
目の前に吊るしてあるので、思い立ったらすぐに中華鍋を手に取れるというメリットはありますが、いかんせん、中華鍋自体が大きいので、決して広いとは言えない我が家のキッチンでは悪目立ちしそうですし、そもそも炒飯専用になりつつある中華鍋なので、そんなに頻繁に「思い立つ」こともなさそうです。
また、中華鍋に油を塗って保管するため、吊るして収納すると油が垂れてきて、ガスレンジまわりが油でギトギトになりそうです。
ガスレンジ下の引き出しに立てて保管
ル・クルーゼや圧力鍋などの大物の調理器具を除くと、普段使いのフライパンやお鍋は、ガスレンジ下の高さのある引き出しに、ニトリのざる・ボウル・フライパンスタンドに立てて収納しています。
中華鍋もここに立てて収納できればすっきりするのですが、さすがに立てると高さがあって、収まりません。
また、中華鍋を立てて収納すると、吊るして収納するのと同様、油が垂れてきて、スタンドや引き出しの中が油でギトギトになりそうです。
ガスレンジ下の引き出しに置いて保管
ということで、消去法により、ガスレンジ下の引き出しに中華鍋を平置きの状態で保管することにしました。
平置きすると、引き出しのかなりの部分を占拠することになり、収納効率は下がりますが、油が垂れてくる問題は回避できますし、使わない時以外は引き出しに収納しているので、キッチンのごちゃつきも抑えられます。
IKEAのVARIERA引き出しマット
中華鍋の外側には油は塗っていませんが、念のため、引き出しの下には、IKEAのVARIERA引き出しマット(透明)を敷いて、万が一、油で汚れることがあっても、汚れを拭き取ったり、マットを交換したりできるように備えています。
まとめ
中華鍋のお手入れ方法や保管場所にはいろいろ悩まされてきましたが、使ったらお湯と洗剤で洗って、水気を飛ばして表(内側)だけに油を薄く塗るというお手入れ方法と、ガスレンジ下の引き出しに平置き状態で収納するという保管方法に落ち着きました。